an alley cat
午後は、朝の雨が嘘の様に、青い空が広がっていた。



だけどまだ少しだけ肌寒い風。


私は公園のベンチに蹲るようにして座る。






さっきまで静かだった公園は、学校が終わって寄り道している小学生達によって、賑やかに。



「あー猫さんがいるーっ」

「あー本当だぁ!空くん触れる~?」

「かわいいー」


まだランドセルを慣れない様に背負った、小学生が私に近付いてきた。



実は私、小さい子が苦手。

理由は、少し前になりますが・・・。










「ねぇねぇ、お母さん!猫!」

「あら、本当、かわいいわねぇ」

「でも“黒猫はえんぎ?が悪い”んじゃないのぉ?」

「それは隣町の話よ、それと、だいぶ前の話だったんじゃないかしら」

「そーなの?じゃあ触っても平気!?」

「うん」

「わーいっ!」

そう言って、私に飛びついてきたのは小さな女の子。



「ゥニッ!」

寝ていた私は、あまりにも急な衝撃に驚いて声を上げた。


「猫さんは何で黒いのぉ?」

―何でって言われても困、るよ。

「猫さんの名前は何て言うの?」

―「にゃー」って言ったところで分かってくれるかなぁ?


「かーわーいーいー!」

女の子はそう言って、乱暴に私の頭を撫で回す。


あ、頭が・・・・。


「こら、さーちゃん、猫ちゃん嫌がってるから止めたげなさい、そろそろ帰るわよ?」

「えーっ!?」

「えー!?じゃないの、今日はお父さんの誕生日でしょ!」

「そーだった!ケーキ♪ケーキ♪」

「ほら、猫ちゃんにばいばい言って」

「またねーっ」

女の子は嬉しそうにスキップをしながら遠ざかって行った。


やっと解放された・・・。



子供は元気だなぁ・・・。





このあまりにも高いテンションに、やられた、そーゆう理由・・・。




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