an alley cat
―放課後。





「の~のっ!いいカフェがあるんだぁ~一緒に行かない!?」



と、いきなり後ろから抱きついてきたのは千夏ちゃん。



「カフェ?」

「うん、カフェ」



千夏ちゃんはにんまりと笑って、頷く。



「うん、行きたい」


「やった!決まり♪安奈は塾だっつてたから、あたしと華夜の3人」


「んじゃーレッツゴー!」


「わっ!?華夜ちゃん!!」


いつ、どこから現れたのか不思議、さっきまで教室にいなかったのに・・・。



「華夜、あんた古典の先生に呼び出し食らってたでしょ?」


「あは、テストの点がね・・・」


「バ・カよ~」


「なっ何よぉ~!?なつだってぇ、こないだ生物の小テスッ!モゴッ!ン~~ッ!」



ばらされてはまずいのか、千夏ちゃんは大慌てで華夜ちゃんの口を塞ぐ。






「ばかっ!あれは・・・・」

「もー分かった!言わない!はい、終わり!」


「ったく・・・油断も隙もないなー華夜は!」



千夏ちゃんはそう言いながら、少し顔を赤らめていた。



―本当に、仲が良いね。




私はそう思いながら、くすりと笑った。














「ここ!特にね、レモンティーがものっすご~く美味しいんだ♪」



千夏ちゃんが一軒のお店の前で立ち止まる。






お店の名前は≪HAPPY CLOVER≫・・・。






―カランカランッ



お店のドアを開け、中に入ると、鼻に色んな香りが広がった。





「千夏ちゃん、華夜ちゃん、いらっしゃい!」


「恋さんこんにちはぁ~!今日は友達連れてきましたっ!」





そう言って、華夜ちゃんは私をぐいっと前に押し出した。










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