an alley cat
―金曜日。
「おはっよーのの♪」
「ののー会いたかったよぉ」
「昨日会ったじゃん」
教室に入ってから、真っ先に挨拶してくれたのは、
「今日花見楽しみだ~♪」
嬉しそうに笑う千夏ちゃん。
「誰誘った?」
携帯をいじっている華夜ちゃん。
「知らん、ケンがみんなにメール送ってるらしいけど」
今日もクールな安奈ちゃん。
「お花見、ってどこでやるの?」
「ののは知らないか、学校の裏、坂道上ってたとこなんだけど」
「大きい桜の木があって、ちょうど今週辺りが見頃なんだよ、ねぇ安奈!」
「うん、綺麗だよ」
3人の話聞いてたら、早く見たくなっちゃった。
「楽しみ」
私が笑うと、3人も嬉しそうに笑った。
―3時間目は体育。
「ののー!一緒にやろ」
そう言って、私の髪を引っ張ったのは千夏ちゃん。
「うん」
「1つ聞いていー?ののって彼氏いんのー?」
準備体操をしている途中、千夏ちゃんがそう尋ねた。
「彼氏!?」
「驚くとこ?」
驚く私に、千夏ちゃんはくっくっと喉を鳴らして笑った。
「い、いないよ・・・出来た事もないよ」
―今まで猫だったしね・・・。
「ふぅん、そっか」
千夏ちゃんは「なるほど」と頷いた。
「ち、千夏ちゃんはいないの?」
「あたし?」
千夏ちゃんは少し困った顔で笑って、
「まぁ、いるんだけど・・・」
と、小さな声で言った。
「い、いるんだ!」
「は、恥ずかしいな!」
そう言って顔を隠した千夏ちゃんは、なんだかいつもより小さく見えた。
「おはっよーのの♪」
「ののー会いたかったよぉ」
「昨日会ったじゃん」
教室に入ってから、真っ先に挨拶してくれたのは、
「今日花見楽しみだ~♪」
嬉しそうに笑う千夏ちゃん。
「誰誘った?」
携帯をいじっている華夜ちゃん。
「知らん、ケンがみんなにメール送ってるらしいけど」
今日もクールな安奈ちゃん。
「お花見、ってどこでやるの?」
「ののは知らないか、学校の裏、坂道上ってたとこなんだけど」
「大きい桜の木があって、ちょうど今週辺りが見頃なんだよ、ねぇ安奈!」
「うん、綺麗だよ」
3人の話聞いてたら、早く見たくなっちゃった。
「楽しみ」
私が笑うと、3人も嬉しそうに笑った。
―3時間目は体育。
「ののー!一緒にやろ」
そう言って、私の髪を引っ張ったのは千夏ちゃん。
「うん」
「1つ聞いていー?ののって彼氏いんのー?」
準備体操をしている途中、千夏ちゃんがそう尋ねた。
「彼氏!?」
「驚くとこ?」
驚く私に、千夏ちゃんはくっくっと喉を鳴らして笑った。
「い、いないよ・・・出来た事もないよ」
―今まで猫だったしね・・・。
「ふぅん、そっか」
千夏ちゃんは「なるほど」と頷いた。
「ち、千夏ちゃんはいないの?」
「あたし?」
千夏ちゃんは少し困った顔で笑って、
「まぁ、いるんだけど・・・」
と、小さな声で言った。
「い、いるんだ!」
「は、恥ずかしいな!」
そう言って顔を隠した千夏ちゃんは、なんだかいつもより小さく見えた。