私こそ光る☆君~グランプリ編~
「うん。

じゃあ、勝つためにはどうしたらいいかしら?」


『えっ?

もっとテレビに出るとか……』


急に聞かれても当たり前のことしか思いつかないよ。


「それだけ?」


涙を溜めた目で私を見つめる高槻社長。

社長は椅子に腰掛け、私はその正面に立っているため、その視線は必然的に上目遣いになるわけで……。


「……っ!!

もっと目立つことをする……とか?」


社長さん、その上目遣いやめてください!!

なんか怖い。

ある意味、それ武器ですから!!


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