私こそ光る☆君~グランプリ編~
「……できないの?」


途端に潤み出す社長の目。


『……うっ』


だから!!

その目で見つめないでください。

自分が極悪非道な行いをしたような気分になるから!!


それに今日の社長さん、喜怒哀楽激しすぎ!!



『でも……「できるわよね?」


『いや、その……「やれるわよね?」


『……はい』


「よろしい」


こっちはこっちで違った意味での威圧感があり、たえきれずに頷いてしまった。


志乃さん、心の中とは裏腹な笑顔でごり押しするのはやめてください。


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