私こそ光る☆君~ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ編~

「見ごたえのあるステージでした」


おお、黒崎監督がいつになく監督っぽいことを言ってる。


「俺らも後輩に負けてらんねぇなって思いました」


お兄ちゃんが、お兄ちゃんが……カッコ良く見える!?

普段あんななのに……!!

アイドル・マジックだ～!!


「お前ら全員、俺と勝負しろ!!」


うん、あのね、橙悟。

その発言、すごく面白いよ。

実際、ウケてるし。

だけどさ……もう少しだけリーダー尊重しようよ？


マイクを奪われた海晴が橙悟の隣で石化していた。

橙悟と反対側の隣には、石化した海晴をボヘ～ッと白い目で見つめる真人がいる。


二人ともやめてあげて!!


私の心の叫びは、二人に届くはずもないのだった。



次は、レインガーデンの番だよね？

個人的に一番気になる感想だ。

だってある意味一番の身内だし、それに……。


ゆっくりと、ナイサンのメンバーから横に視線をずらすと……？