私こそ光る☆君~グランプリ編~
「僕が代表して言うよ」
「何言ってやがる、ここはリーダーであるこの俺様が……!!」
「う~っ、僕が言うの!!☆」
「…………」
壮絶なマイク争奪戦が繰り広げられていた。
マイクは入ったままだから、音声はすべて拾われている。
つまり、全部筒抜けってこと。
みんな何やってんの!?
「「「あっ!!」」」」
ハラハラしながら争奪戦の様子を見守っていると、膠着(こうちゃく)状態だった戦況に変化があらわれた。
「……良かった、と思う」
ギャースカ舌戦を展開していた他の三人を尻目に黙って立ち上がり、隙をついた清龍がマイクを手中に収めたのだった。
「おいっ、清龍!!
何勝手に答えてんだよ?」
「何してるの、セイ?」
「セイくん、ずるい☆」
遥、紫水、由依が一斉に非難の声をあげたけれど、清龍は黙って次のゲスト――お父さんたちにマイクを回しただけだった。
「何言ってやがる、ここはリーダーであるこの俺様が……!!」
「う~っ、僕が言うの!!☆」
「…………」
壮絶なマイク争奪戦が繰り広げられていた。
マイクは入ったままだから、音声はすべて拾われている。
つまり、全部筒抜けってこと。
みんな何やってんの!?
「「「あっ!!」」」」
ハラハラしながら争奪戦の様子を見守っていると、膠着(こうちゃく)状態だった戦況に変化があらわれた。
「……良かった、と思う」
ギャースカ舌戦を展開していた他の三人を尻目に黙って立ち上がり、隙をついた清龍がマイクを手中に収めたのだった。
「おいっ、清龍!!
何勝手に答えてんだよ?」
「何してるの、セイ?」
「セイくん、ずるい☆」
遥、紫水、由依が一斉に非難の声をあげたけれど、清龍は黙って次のゲスト――お父さんたちにマイクを回しただけだった。