私こそ光る☆君~グランプリ編~
「そう、あなたがノミネートされたのよ」


叫んだ私に対し、満足げに笑いながら繰り返す志乃さん。


『う、うそ……。

そうだ、これはドッ「ドッキリじゃないわよ」


口にする前に考えを否定されてしまった。


「ドッキリでも冗談でもなく、これは事実よ。

だいたい、こんな嘘をついて私たちに何の利益があると言うの?」


あくまで利潤目的だと、珍しく経営者の顔を覗かせる高槻社長。


この人ってあんなだけど、やっぱり社長なんだ……。

世の中ってよくわからないものだね……って今はそれどころじゃなくて……。


何でこんな大事になってるの~!?


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