lose faith
『お待たせしました‥ただ今、社長と専務共に会議中との事です』
『そうですか‥解りました。有難う』
瞳真は波音に伝えようとして振り向きかけた時‥受付カウンターの中から睨む様に波音を凝視している人物に気付いたーーー
『ねぇ‥君‥』
声をかけられハッとして慌てて瞳真に向き合うと‥
『失礼致しました‥どうかなさいましたか?』
『どうかなさいましたか?じゃなくて‥君の態度‥お客様に対して失礼じゃないか?』
『…‥』
『お客様に向けて良い視線じゃ無い!!』
『…‥』
『以後、この様な事の無いように!!』
『‥ハイッ…』
『それから…今後の為に覚えておいて!!こちらにいらっしゃる方は真咲社長のお嬢さんだから失礼の無いように!!』
瞳真は言い放なし彼女達に背を向け波音の手を取るとエレベーターの前に足を進めた。