あのころ、グラフィティ
「ちょっと!
マコちんを変なことに巻き込まないでくれる!?それと女子たちよ。マコちんと喋りたいなら『マコちんファンクラブ』に入ってくれるかなぁ!?」

「なにそれ。
別にいいじゃん!ねぇマコくん。」

「だーめ!はいはい、年会費100円!」

「は!?年会費取んの!?」

「やっすいもんじゃないか!プリーズ、プリーズ!!マコちんは見せ物じゃないんだからねっ!」


同時に先生が教室に入ってきた。
みんなは席に着く。



見せ物じゃない...さっき、たまちゃんが言っていた言葉。

でも、あなたこそ僕を見過ぎじゃないだろうか。


一番前の席なのに体をひねってこっちを見ている。

目をパチパチさせて...



僕はこれからやってけるんだろうか...



...なんて、たまちゃんに言ったら殴られるな。




学校初日はさすがに疲れた。
みんなに声をかけられ、話を合わせて...。
でも知らないことを知ってると嘘つくのは簡単なことじゃない。
僕だって胸が痛むし、、
たまちゃんがいないときは、つい口から『記憶喪失なんだ』と言いたくなってしまう。





夕飯は、焼き肉だった。

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