あのころ、グラフィティ
ゆさじに会いたい
ゆさじに会いたい
ゆさじに会いたい
ゆさじに会いたい
ゆさじに会いたい
「あれ~?おかえりー、意外と早かったね。」
ねぇちゃんの言葉を無視して、部屋へと向かった。
部屋に入る。
布団にうつぶせになって、ねっころがった。
「...ゆさじに会いたいなぁ...」
涙を枕で拭う。
......ゆさじはもういない。
4年前、病気で死んだ。
平岡ゆさじ。
あたしとマコちんの大親友。
元気もので、みんなから慕われる人だった。
病気になったのは中学のとき。
あたしたちには何の病気だったのか教えてくれなかったけど、重い病気だったのは知ってる。
わざわざ東京の病院に入院したし、会うたびに痩せていったから。
それでもゆさじは、涙一つ見せず、笑顔だった。
でも一回だけ弱音を吐いたことがあった。
その日は、あたしが月に一回、東京の病院にゆさじに会い行った日だった。
「昨日さ、マコが来た。」
あたしはそれまでマコちんがここに来てるってことを知らなくて、最初は誰のことかわからなかった。
「けっこう来てるんだよ、あいつ。」
「なんで言ってくれなかったの~!?」