あのころ、グラフィティ
衝撃的すぎて、階段を上ってることすら忘れてた。
あっとゆう間に、3階に着く。



横に何か感じて振り向くとミイラ男がたっていて、オレは驚き、軽く飛び上がった。

たまちゃんには気づかれていない。


「次、理科室行って。」

と、ミイラ男が言ってスタンプを押してもらう。



オレたちは理科室に行く。
ここまで来るのに、驚かされた箇所はいくつかあったが、オレは耐えた。気づかれないようにオレは耐えた。



理科室には人体模型に扮装した生徒が紙を渡す。


「...なんじゃこれ。」


紙に書いてある内容を見て、たまちゃんが言った。


オレも覗く。


書いてある文字にドキッとした。


ービーカーに入ってるジュースを二人で飲め。ー


机の上にビーカーがおいてある。
そこにさしてある、2つの口が空いてるハート型のストロー。


「これを同時に飲めと?」


人体模型がうなづく。


「たまちゃん、やめよ。ほら、これって恋人同士がやるもんだよ。...多分、次から次ってハードル高くなるよ。リタイアしよ?」





「...やります!」

「えええぇ!?たまちゃん?」

「もう、なんでもこい!だ、このヤロウ。」


ちょっと待て、オレは抵抗あるよ。
こんなの顔の距離が近いじゃない。


「たまちゃん、オレ...」

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