あのころ、グラフィティ
「さぁ、飲むよ!...腹くくれ、男でしょ!こんなんじゃ、彼女なんてできまへんよ!」


それを言われたら、オレの心にメラメラとこみ上げてくるものがあった。


「よっしゃ、やってやぁらぁ!」

「よっ!さすがカンプク兄弟!」


二人してストローに顔を近づけた。



横目でチラリとたまちゃんを見る。
思ったよりも顔が近くて、ドキッとする。


こうやって見ると、たまちゃんって女の子だなぁ。

顔小さいし、
まゆげ長いし、
肌きれいだし...



そのときだった。

たまちゃんがこっちを見て、





目があった。


「ブファっ!?...ゴホッゴホッ...」


オレはむせた。


「よっしゃ!飲んだぜ!」


たまちゃんはスタンプを押してもらい、理科室をでようとしていた。


「ほら、貫!早く行くよ!」


なんか、、ヤバい...




オレ、


たまちゃんに





ドキドキしてる...




これこそ『恋愛ドキドキ肝試し』だ...





その後は、なんでも恋!って感じで、...間違えた。
その後は、なんでも来い!って感じで、4つのミッションをクリアした。




いよいよ、最後。
音楽室。


に、行く前に事件発生。


中央廊下で。

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