あのころ、グラフィティ
「え、このくらい。」


人差し指と中指の2本出した。


「バカっ!入れすぎだおまえは!」


「貫。み、水!」

桜ねぇはまだ、暴れてる。それを見て、桜ねぇのオヤジさんは笑って見ている。


貫はオレに向かって『バーカ』と口を動かした。



ぬおぉぉぉぉぉ!!

腹立つ!



「おまえだって握れないくせに!」

「職人じゃねんだから握んねーよ。」

「へんだ!かっこつけちゃって...だいたい桜ねぇも大袈裟だよ。ほんとはそんな辛くないくせに!」

「はぁ!?...あんた殺す!なめんなよ!!」




目、目、がマジだわ...きょぇぇぇぇ~、こわっ!もとヤンキーはイヤだねぇ~。


ひとまず退散!





それから桜ねぇ達が帰ったのは、 12時を過ぎたころだった。



水を飲みに下りてくると、貫のやつが片付けをしていた。



オレに気づいた。


「...なんだよ、手伝わないなら向こういけ。」


オレはふきんをとって、テーブルをふいた。


「......なぁ。...おまえ進路どうした?」


貫の動きが止まる。




「それ、おまえに言わなきゃなんないの?」

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