フェンス
その後は使えそうなものがないか家中を物色して回った。

親父の部屋からは少し薄めだが多分防弾チョッキだろうと思われる物を拝借。

『親父こんなん持ってたんだ…』

服の下に付けてみると薄いだけあって全然目立たない。

『かなり薄いけど大丈夫かな…?』

俺は独り言を呟きながら自分の部屋に戻り、ふと窓の外をみた。

『あっちの世界とこっちの世界で時間にずれがある…か…』

朝…電話がかかってきて…あっちの世界にいる涼と母さんと少し会話しただけなのにもう日は暮れ、新しい朝を迎えようとしていた。


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