オバケの駐在所
「危なかったな!
助け方がちょっと
荒々しかったけど
もうすぐで
八つ裂きだったんだから
勘弁してくれ!」
「……み、みんなは!?
あのままで無事だとは
思えない!」
「大丈夫だよ!
毒気にあてられたか
オバケに体を
借りられていただけだ!
だからきっとそのうち
間抜けな顔して起きだすさ!
夢でも見てたのかって
言ってな!ははは!」
そんなもんなのか……。
適当な答えだったが
こいつの屈託のない笑顔は
本当にそうなるんじゃ
ないかっていう
不思議な力に思える。
「笑ってる場合?
それよりどうするのよ!
排水溝にでも行ってみる?」
先頭で牽引してるのは
野村だった。
だが体がすこしずつ
雪のように
空にまみれていって、
放射状に俺らの下を流れた。
蜘蛛の糸が気づけば
そこにあるように
何もいないようだが
確かに何かがそこにいて、
まるで龍の背中にでも
乗っているみたいだ。
「野村が消えた……」
「今のは
似せて作ったまがい物さ。
野村さんも今ごろ
応接室のソファーで
いびき欠いてるよ」
「……マジかよ。
口調までそっくりだったぜ」
風も心地よくなり
警官もついには
仁王立ちになって
手を放している。
……くそぅ。
俺はいったいどうなるんだ。
助け方がちょっと
荒々しかったけど
もうすぐで
八つ裂きだったんだから
勘弁してくれ!」
「……み、みんなは!?
あのままで無事だとは
思えない!」
「大丈夫だよ!
毒気にあてられたか
オバケに体を
借りられていただけだ!
だからきっとそのうち
間抜けな顔して起きだすさ!
夢でも見てたのかって
言ってな!ははは!」
そんなもんなのか……。
適当な答えだったが
こいつの屈託のない笑顔は
本当にそうなるんじゃ
ないかっていう
不思議な力に思える。
「笑ってる場合?
それよりどうするのよ!
排水溝にでも行ってみる?」
先頭で牽引してるのは
野村だった。
だが体がすこしずつ
雪のように
空にまみれていって、
放射状に俺らの下を流れた。
蜘蛛の糸が気づけば
そこにあるように
何もいないようだが
確かに何かがそこにいて、
まるで龍の背中にでも
乗っているみたいだ。
「野村が消えた……」
「今のは
似せて作ったまがい物さ。
野村さんも今ごろ
応接室のソファーで
いびき欠いてるよ」
「……マジかよ。
口調までそっくりだったぜ」
風も心地よくなり
警官もついには
仁王立ちになって
手を放している。
……くそぅ。
俺はいったいどうなるんだ。