告白
「小瀬さん席で待ってて。
俺取っていくから。」


私がぼーとしてる間に、塚本くんが券売機でミートドリアの食券を買ってくれていた。


「ごっごめん、お金。」


慌ててバックから財布を出そうとすると、塚本くんに手を押さえられる。


「いいって、俺におごらせてよ。」


「だめだよ。」


「うーん、じゃ、高校入ったらお昼おごって。」


「うん、わかった。」


それなら今日はおごってもらおうかな。


「ありがとう、席で待ってるね。」


あっ、今答合わせのチャンスじゃない?


塚本くんが離れた今だよね。


「清水くん、答合わせしたい。」


「えっ、あ、わかった。
英二、俺チキン南蛮定食な。」


清水くんは、きらりの隣の林くんに声をかける。


「きらり、塚本くんとめといて。」


私もきらりに話をする。

きらりは、わかったとでも言うように、ニッコリ笑った。


清水くんと二人さっきの席に戻る。


なぜか隣に座る清水くん。

そこ塚本くんの席では?
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