告白
「ごめん小瀬さん、遅くなって。」


塚本くんが来てしまった。

もっと遅くなってよかったのに。


「清水退けよ。」


「やだね。」


えっ、塚本くん来たら動くのかと思ったのに。


「はっ、意味わかんね。
なんで席動いてんだよ。」


睨み合う二人。


「ねぇ、あそこのテーブルあいたみたいだよ。
みんなで、あっち行ってみようよ。」


きらりが指さしたのは、丸テーブル。


よかった椅子六脚ある。


五人全員座れる。


「うん、そうだね。
清水くん、塚本くんあっちにしようよ。」


移動して座ってみれば、私の右に清水くん、左に塚本くん。


清水くんの隣に林くん、林くんの隣にきらり。


きらりはほぼ私の向かい側。

きらりの隣はひとつあいて塚本くん。


塚本くんまだ緊張してるのかな?


隣に座ればいいのに、ひとつあけて座るなんて。


「塚本くん、持ってきてくれてありがとう。」


「こんなのなんでもないよ。
じゃ、半分こしようか。」


あー、どうしよう。


右から視線を感じる。
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