赤い愉楽
そんな姿を奥田はこの上ない
恍惚の表情で楽しんでいた。


「子供たちはいずれ私の餌となる
運命を知りながら


何も言わず黙っていた。


もし逆らえば
ここから放り出され

完全に独りになってしまう。


そう…」



奥田は透き通るような怜奈の肢体を
絵画を鑑賞するかのように


眺めている。





「独りになるってことは
死ぬより怖いこと。


孤独は死の苦しみ。


それを子供たちは
良く知っていた」
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