赤い愉楽
僕がそう答えると
エミは鈴が転がるように笑い始めた。


何がそんなにおかしいんだるうと
言うくらい


エミは笑い続ける。


僕は少しムッとした。


いい名前だと思ってつけた名前が
エミに笑われてるんだから。


「何がおかしいんだよ!」


そう言って笑うエミを追いかける。



エミは少しウェーブのかかった
長い髪をなびかせながら逃げ回る。




やがて追いついた僕と
エミはじゃれあうように草むらの中に倒れ込んだ。

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