赤い愉楽
エミはそんな僕を置いて立ち上がり
また走り出した。


「冗談よ!バーカ!」



完全に遊ばれてしまった僕は
ますます怒ってエミを追いかける。




少し曇った空の下
走り回る二人。



遠くで雷の音が聞こえる。



「雨が降りそうだ…」



そう僕が言った瞬間
校舎にある避雷針に




けたたましく雷が落ちた。


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