赤い愉楽
そんな僕に鬼軍曹が
後ろから声をかける。


「お前の青春は終わったんだ」



笑いをこらえて鬼軍曹は
僕の肩に手を置き嘲るように囁いた。



「完全に終わったんだ」



大粒の雨に打たれて校庭に倒れるエミ。


高笑いする鬼軍曹。



そして地獄絵図を前に
立ちすくむ僕。



遠くで子猫が小さくみゃあと鳴いていた。

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