茜ヶ久保マリネの若気の至り
「リヴァイアサン、回避!」

叫んだがもう遅い。

「がはあっ!」

突如海中より飛び出してきたクラーケンの尾。

その尖端がリヴァイアサンの体に突き刺さる!

堅牢な城壁の如き鱗、強靭な筋肉をも貫き、毒に塗れた尾は深々と体を貫いた!

「リヴァイアサン!」

「く…この!」

口腔内から大量の吐血。

それでもリヴァイアサンは意地を見せる。

自らの体を貫くクラーケンの尾に食らいつき、動きを封じる!

「マリネ、行け!」

蒼い瞳が私を見た。

「僕との戦いの時に見せようとした『奥の手』があるだろう…あれなら奴に深手を負わせられるかもしれない…奴の尾は僕が抑える」

で、でも…!

まともにクラーケンの尾を食らってしまっているリヴァイアサン。

大量の毒が体内に流れ込んでいる筈だ。

「毒とて液体だ…僕だって水属性魔法の心得はある。このくらいの毒はどうにでもしてみせる…さぁ、早く!」

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