不器用な僕等の唄を

2人きりは辛い。

昔のあたしが、今のあたしを見たら嘲笑うのが目に見えるけど。

恋や愛や好きは、想像を絶するくらい複雑で難しい。

好きだから、愛しいから辛かったり苦しかったり嫌いになったりする。

そんなこと、知らなかった。








歓迎会当日。

新1年はチャラチャラした、矢祇みたいのが多くて甲高い声を聞く度に苛々する。

あたし等3年や2年には顔が良いのが沢山いるから、そういうのを見つける度にキャーキャー騒いで。

「あれ音宮先輩じゃない!?」

…はぁ。

すぐにステージ裏に隠れる。



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