想い、果てるまで


「そうなの?」


「え、意外?」



うん。かなり。



だってこいついつも友達に囲まれてるイメージしか無かったし。


ていうか実際モッテモテだし。



「俺友達多そうに見えるだろ?」



……えーと、エスパー?



「昔から人は集まってくるんだよ。何だか知んないけど」



そりゃあいかにも好かれそうな性格してるからな。



「でも俺から心開いたりしたこと無いかったから。今も。」


………



紫波は今、普段からは想像もつかないような無表情を浮かべている。



私は、一体どんな顔を浮かべているだろうか。



「翼だけかな、俺の本質を見抜いたのは」



それは見てて分かる。


中条と喋っている時のこいつの顔は、緊張感が解けているというか、本当に楽しそうだ。



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