狼クン達のオリの中【完】
藤本さん達の甲高い笑い声。



散歩をしている人達がびっくりして遠くから見ている。




恥ずかしい。



立ち上がりたくても、立ち上がれない。



悔しい。



あたしって、こんなに弱い女の子だっけ?



自分の弱さが情けなくて、悔し涙が落ちる。



いじめなんかに負けてたまるか。



体に力を入れて立ち上がった瞬間、足にピリッとした痛みが走る。



「い・・・痛っ・・・」



せっかく立ち上がりながら、あたしはまた池の水の中、しゃがんでしまった。

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