桜の咲く頃 ~君に~


でも…


彼に見られたのと他の人に見られたのじゃ全然違った。


すごい恥ずかしかった。


コンコンッ


ドアがノックされた。


「…入って大丈夫?」


あっヤバィ速く着ないとっ


「すいません!」


速攻でスウェットをがぶる。


袖から手が出ない


スボンも裾を地面に擦って歩く形になった。


「いい?」


返事をしなくてもドアがすっと開いた。


「あっおっきいね」


フッと笑みをこぼす彼につられて笑ってしまう。


「コレ、裾折っときな?」


足元を指差されて彼の目線を追う。


やっぱ長いか


「ほら。」


ゆっくりしゃがんでズボンの裾に手をやる。



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