涙の宝器~異空間前編
急にアユミがトイレに行きたいと言い出した。

それに重なりもう一人も行きたいと言いだした。
このままでは涼の身が危ない。

「じゃあ俺もトイレ〜」

その瞬間、あれほど酔っていた二人が爽やかな笑みを浮かべ、すぐに戻るからと先に会計を進めてきた。

涼は納得がいかずワリカンを強要した。
だが、トイレが済み次第でお金を返すと胡麻擂りをしてくる。

キリがないため、とりあえず二人をトイレに行かせて一人会計に向かった。

涼は耳を疑った。
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