しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
つかつかと教室に入ってきた男2人。
見た感じ、明らかに先輩。
2人とも金髪で、ブレザーのボタンは1つもしめていなかった。
中の白いシャツが丸見えで、第2ボタンまで開けているシャツの隙間から、赤色のTシャツが顔を出していた。
ズボンも限界まで下げていて、だらしない格好だ。
だけど、それが妙にカッコイイ。
クラスの女子ほぼ全員、うっとりと彼らを眺めている。
廊下側の窓に目を向けると、そこにも、たくさんの女子が集まっていた。
だけど。
そんな中、日和だけが『げ……』と、顔をしかめていた。
「レーオくん。 入学おめでとう!!」