しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


レオくんを探す為に、教室に向かった。


クラスマッチで全員が外に出ているため、1年生の校舎はシンと静まり返っている。


私の歩く音だけが、長い廊下に響き渡った。


ガラガラっと大きな音を立てながら教室のドアを開けると、そこはもぬけの殻。


レオくんが寝てるんじゃないかと思ったが、完全に空振りだった。


だとしたら...図書室……?


この前、壮吾達が何の迷いもなく行ったのがそこだった。


確信は持てないけれど、可能性がある場所を探すしかない。


だけど。やっぱり、そこにもレオくんの姿はなかった。


身を縮めがら3年生の廊下を歩く。


上級生の校舎って、どうしてこんなに怖いんだろう。



その時だった。


何やら、嫌な視線がある。


するどく刺さるような視線で、背筋が凍った。


立ち止まって周りを見渡しても、廊下には人の気配はない。


どの教室も授業中で、こちらを見ているような人もいなかった。


気のせいかと思ったけれど何だか気持ち悪くて、その場から逃げるようにして階段を駆け上った。


向かう先は、屋上。



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