しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
その時。
ガヤガヤと賑わう学食が、さらに騒がしくなった。
女子の黄色い声が、学食の入り口辺りから聞こえる。
その黄色い声を浴びている人物が移動すると、女子たちの眼差しも一緒に動いて。
徐々に、眼差しが私達の方へと向けられた。
それと同時に、人ごみの中から現れた人物。
「相変わらず人気者だね」
私がほほ笑むと、壮吾が私の横に座った。
コウ先輩は、日和の隣だ。日和の体が、コウ先輩を避けるように横に傾いている。
「うどん、うまそ」
壮吾が、私の食べているうどんをねだるように見てきた。
「壮吾も買ってきたら? おいしいよ」
「それが食いてー」
「え?」
私が壮吾を見上げた時には、おぼんごと壮吾にうどんをとられていた。
もちろん、それを見ていた壮吾のファンから次々に悲鳴が上がる。
「壮吾のファンが泣いてるよ」
耳打ちするように壮吾に言うと、
「関係ねーよ。ほっとけ。俺は、おまえのが食いてーんだから」