しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「そ、壮吾。ダメ。それだけは絶対にダメ」
遊園地の乗り物を殆ど制覇した私達。
クタクタになるどころか、乗り物を制覇していくごとに元気が出てきて、休憩しながらだけど、たくさん遊んだんだ。
もう空は茜色に染まり始めている。
最後はやっぱりこれだろう。 と、壮吾に連れられてやって来たのは。
バスの中から見えた、大きな観覧車。
さっきから10分くらい、壮吾の腕にしがみついている。
「おまえ、絶叫系とかお化け屋敷は平気なのに、こんなのが怖いのか?」
眉間にしわを寄せる壮吾は、いい加減乗るぞと、半分キレかけていた。
「おっまえ、遊園地つったら最後はこれだろうが」
「待って、本当にこれだけは無理なの。あり得ないの」
強引に引っ張る壮吾に必死でしがみつく。
だけど男の力に勝てるはずもなく、とうとう、観覧車の中に引きずり込まれてしまった。
どんどん高くなっていく観覧車。
目の前に座る壮吾の顔が、沈む夕日でオレンジ色に染まっている。
普通は、ロマンチックな雰囲気になるんだろうけど……。