しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


怒鳴りながら教室の入り口を指さす日和。


日和が『お兄ちゃん』と呼んだ男は、急にやりにくそうな表情になり、首の後ろに手を当てた。


「んだよ……。おまえもレオと同じクラスだったのか」


兄妹の間で流れる険悪な空気。


けれど、この状況で、目を輝かせている人物が1人いた。


「あー!! 日和ちゃんだあ」


陽気な声で日和に近寄ってきた“ソウちゃん”。


というか……さっきから違和感だらけ。

彼の話し方が、顔と体型に合っていない。

妙に、かわいすぎる。



彼が近くに来ると、身長の高さが目立つ。


ワナワナ震えている日和より、20センチは高いかもしれない。

180センチくらいは、あるんじゃないかな。



「柊先輩。 お兄ちゃんを連れて、早くここから出てって下さい」




< 15 / 400 >

この作品をシェア

pagetop