しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
怒鳴りながら教室の入り口を指さす日和。
日和が『お兄ちゃん』と呼んだ男は、急にやりにくそうな表情になり、首の後ろに手を当てた。
「んだよ……。おまえもレオと同じクラスだったのか」
兄妹の間で流れる険悪な空気。
けれど、この状況で、目を輝かせている人物が1人いた。
「あー!! 日和ちゃんだあ」
陽気な声で日和に近寄ってきた“ソウちゃん”。
というか……さっきから違和感だらけ。
彼の話し方が、顔と体型に合っていない。
妙に、かわいすぎる。
彼が近くに来ると、身長の高さが目立つ。
ワナワナ震えている日和より、20センチは高いかもしれない。
180センチくらいは、あるんじゃないかな。
「柊先輩。 お兄ちゃんを連れて、早くここから出てって下さい」