しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「壮吾っ!!てめっ、逃げるなっ!!」
「逃げるな〜」
背後から、日和とコウ先輩の叫び声が聞こえる。
だけど、壮吾はお構いなしに自転車のスピードを上げた。
風を切るように、自転車を走らせる。
壮吾の白いシャツも、壮吾の金髪も。
正面から受ける風に、ハタハタとなびいていた。
いつ見ても、壮吾はキラキラと輝いていて、とてもカッコイイ。
太陽が、私達のすぐ上でさんさんと笑っている。
夏の近づきを知らせながら、制服をなびかせる私達を見守っているようだった。
ギュッと腕に力を入れて、壮吾の背中におでこをつける。
壮吾の温もり、壮吾の心音、壮吾の匂い。
壮吾の全部が、大好き――。