しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「あ、レオくん。お酒まだ余ってるよ。飲む?」
ガサゴソとコンビニの袋からお酒を一本取り出すと、レオくんは無言でそれを受け取った。
プルタブを開ける音が、立体的に聞こえる。
それはきっと、この波の音と、強い風のせい。
空を仰ぐように一気に飲んでいくレオくん。
「……何?」
私の視線に気づいたレオくんが、缶から口を離して私を見下ろした。
「何だか、不思議な感じがして」
「………」
「私の隣に、レオくんがいてくれるのがさ」
私が言うと、レオくんは首を傾げて、またグイッとお酒を飲んだ。
「何だか、少しずつ、心を許してくれてるのかなぁって、嬉しくなる」
「めでたいヤツだな」
「だって、本当に嬉しいんだもん。それが私の目標でもあったから」
膝と膝の間に顔を埋める。
何だか少し恥ずかしくて、でも、隣にいてくれるのがすごく嬉しくて。
表現しがたい感情を、どうにかして隠したかった。