しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「おーい、美羽」
壮吾の大声が響いたのは、私がレオくんに頬笑みを返したときだった。
「早く花火持ってこっち来いよ!!」
暗闇の向こうで、壮吾が私達に手招きしている。
行く? とレオくんを見上げると、レオくんはただ肩をすくめただけだった。
「行こう、レオくん。花火したら、もっともっと心が晴れるよ」
立ち上がりながら言って、レオくんに右手を伸ばす。
フっと笑みをこぼしたレオくんは、ゆっくりと、しっかりと、私の右手を握った。
とても華奢で、だけど私の手は、レオくんの華奢な手にすっぽりおさまって。
グイッと引き寄せると、レオくんは軽々と立ち上がった。
二人で花火を抱えて、壮吾達の待つ波打ち際に向かう。
「暗闇で長い時間何してたんだ」
壮吾の疑いの目が、私とレオくんに向けられる。
「浮気か?」