しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
私は、レオくんの手を取らずにブンブンと首を振った。
涙はもう出ない。
体中の水分は、全て流しきった。
残ったのは、喪失感だけ――。
「立てって。 膝、赤くなってる」
グイッと、レオくんの手があたしに伸びる。
だけど……取れない。動けない。
体に、力が、入らない。
手を伸ばしたままのレオくんは、しばらく無言だった。
どんな表情をしているのか、どんなことを考えているのか。
わからない。
レオくんは、いつも、何を考えているのか――。
グイッと、腕を掴まれた。
私の二の腕に、レオくんの力がこもる。
そのまま勢いよく引っ張られ、力の入らない私の体は、頼りなく右に傾いた。
それをいとも簡単に支えてくれるレオくん。
「軽く火傷してんじゃん」