しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


突然の声に、振り返る。


視界が涙で滲む。


歪んだそこに見えたのは、切なげに眉を寄せているレオくん。


私は、レオくんの前で泣きすぎだ。

そして……私が泣いてる時に、レオくんは現れすぎ。



「もう、いいだろ」

「………」

「最近のあんた、泣きすぎだよ。このまま現実から逃げてたって何の解決にもならないだろ?壮吾と話し合えよ」

「………」

「あんたが沈んだままだと、俺の調子が狂うんだよ。ウザいくらいに笑ってて、バカみたいにしつこいあんたじゃないと、困るんだよ」


レオくんは俯く私の前まで歩み寄ると、


「今から、壮吾のとこに行くぞ」


と、急に私の手首を掴んで歩き出した。


前のめりになる体を素早く起こして、ブレーキをかける。




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