しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
けれど...…
何度行っても、結果は変わらなかった。
ドアを開けてもらえず、ただ、冷たい鉄のドアに向かって声をかけるだけだった。
「お願いしますっ!!!レオくんと話して下さいっ。レオくんの行動に、応えてあげて下さいっ!!!レオくんの――」
『いい加減にしてちょうだい。近所迷惑だから、もう帰って』
ドアの向こうから、お母さんの声。
冷たかった……
「……また、来ます」
ゆっくりと、頭を下げる。
どうしたら、お母さんの気持ちを動かせるんだろう。
どうしたら、レオくんの気持ちを伝えられるんだろう。
私の力じゃ、どうにもならないのかな。
私の行動、間違ってる?
だけど……他に方法が見つからないんだ。
これしか、思いつかない……。
財布の中を見ると、もう小銭しか入っていなかった。
何とか往復分はあるけれど、これ以上はもう無理かもしれない。
今日が、ラストチャンス。
伝われ――
伝われ――…