しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
波の音がだんだん近づいてきた。
風が強くなる。
潮の香りを運んできた風が、私のスカートと髪を同時に揺らした。
砂に足を取られながらも、レオくんの姿を探した。
だけど、見当たらない。
確かに、この海なのに。
私、もしかして騙された?
でも、レオくんの声に重なって、微かだけど波の音が聞こえてきた。
走ってきたのに、どこにいるのよ。
風に吹かれて乱れる横髪を、手で押さえる。
砂浜で立ち止まって、辺りを見渡した。
――いた。
あそこの、防波堤の上。
完全に走る事はできなかったけど、転ばないように、小走りで防波堤へ急いだ。