しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「――…ッ!!」
違う……
レオくんじゃない。
この背中は――…
「……壮吾」
私の声は、荒い波の音にかき消された。
ジャリ、と、足元で砂が鳴く。
壮吾が高校を卒業してから、一度も会っていないのに。
それなのに、背中を見ただけで、これは壮吾だって一瞬でわかった。
「壮吾……」
2度目の声で、壮吾がクルリと振り返った。
「……美羽?」
ああ、壮吾だ。
壮吾だ――…。
今でも大好きな、壮吾だ。
でも、どうして……?
「どうして、ここにいるの?」
私がたずねると、壮吾も同じようにたずねてきた。
「おまえこそ、どうして……」
「私は、レオくんから電話がきて、ここに今すぐに来いって」
「は?俺も、あいつから電話来て、今すぐここに来いって」
どういうこと?
その時。
あるモノが、私の視界に入った。