しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「あ…… ごめん」
私までも動揺してしまって、1歩、2歩と後ずさる。
レオくんのあんな表情を見て、何て言ったらいい?
ここ2、3日、柊先輩と日和の言葉を聞いているからなおさらだ。
核心にふれた今、目を泳がせる以外に、方法がなかった。
レオくんの表情は、すぐにまたいつもの無表情に戻っていた。
何事もなかったかのようにズボンのポケットに両手を突っ込んで、私に背を向けた。
「あ…… 待って!!」