しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~



「え、あれ?ふたり一緒だったの?」


レオくんの後ろでちょこまかと歩いている私に、公園で待っていた日和が目を丸めた。



「あ、うん。 途中でばったり会って」

「へー。そうだったんだ」


私からレオくんに視線を向けると


「よかった。来てくれて」


と、日和がほほ笑んだ。


レオくんは、プイっとそっぽを向く。

そのまま、ひとり先に歩いて行ってしまった。

レオくんの背中を眺めた日和は、肩をすくめて苦笑した。





< 96 / 400 >

この作品をシェア

pagetop