Last Sound
歓声が小さくなり、
不自然な静寂がステージを漂う。
全員とアイコンタクトを交わし、
目を閉じた。
そして3回深呼吸をする。
『行くぞ』
心の中で呟く。
きっと、みんなに伝わったんだろう。
目を開いたと同時に澪のドラムが響いた。
そこから1曲目が終わるまでの記憶がない。
間違えずに弾けたのか、
俺たちのステージを見てくれている人が楽しめたのか。
それすらも分からない。
ただ1つ、分かったことがある。
それは1曲目が終わった後
『『『わああーあぁー!!』』
と、いう歓声が俺たちを包んだことだ。