シャーペンと君とあたし



風にのってふわっと俊の香水が香る。


この匂い好きだなぁ〜

なんか落ち着く。



目の前にある俊の背中に

あたしの心臓は
大きい音を立てるままだけど

そんな鼓動がちょっとだけ心地よい。



変なの。

俊相手にクラクラしてる。


体が、熱いよ。



まるで吸い寄せられるように

オデコを俊の背中にくっつけていた。



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