シャーペンと君とあたし
「うわー、ちょーめんどくさそーっ」
なんて、ニヤニヤニヤニヤ口元が緩んじゃってしょーがない。
もう、心はウキウキモードで。
心が弾んじゃって弾んじゃって、今日1日、ずっと幸せでいれる気さえしてくる!!
机の下でブラブラと足を遊ばせていると、
「すみません。寝坊しました。」
ガラガラッと、躊躇いもなく音を立てて開いた教室のドアから、颯爽と現れる、1人の女子生徒。
遅刻したくせに超堂々としててすごいなぁ〜。
なんて暢気に思いながら、彼女へ目を向けて見…たら、
「…っ、蒼じゃんっ!!」
─…おもいっきり、知り合いだったんですけど!!