偽りなく言葉に
「今日はお家にご両親揃っているんですね?」
下駄箱から出ると私の手に指を絡めながら言った男
…やっぱり
「…何が目的?」
「別に目的なんて…やっぱバラされたら困ります?」
にっこり笑っているようだけど掴めないこの男
「そうね、無事に卒業できないかもしれないし」
「あれ?
保健の先生の事はいいんですか?
先生もバレたら大変でしょう」
「分かってて私に手を出してるんじゃないの」
下校時刻は過ぎてるにせよ、まだ校内には生徒がいる
何か見られてない?