偽りなく言葉に
「マーヤ先輩」
私をマーヤと呼ぶのは家族とあの男だけだった
私の名前は真綺‘まあや’だ
高校時代に親しくしていた友人は1人もいない
自分から避けていたから…なのに
私に毎回まとわりつく男、それがあの男
きっかけは1つだけだった
・・・・-・・・-・・・・
「真綺。
今日は俺の家に来るんだろう?」
低い声で私に言うのは保健医のセンセイ
そう、私達は肉体関係を持っていた
「今日はムリです」
「…どうして?」
いかにも不機嫌そうに眉間にシワを刻むセンセイ
「今晩は母も父も居るので」
本当はこんなの嘘だ
母親はどーせ夫の腹いせに友達とホストだろうし
父親はどーせ愛人の女の所だから