生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
(お疲れ!今は生徒会の真っ最中だったりする?)
「“そうだよ、どうしたの?”、送信ー!」
(小杉君の無期停学の理由、分からないのかなって。俺、小杉君の事、何気に好きだし)
「胡散くさッ!“分からないなぁ”」
(そっかー残念。国友さんは分かってると思ってたのに)
「“あたし、そんなに色々知ってる訳じゃないから”っと」
(生徒会役員なのに?そんな事絶対に無いでしょ!)
「“それが違うんだよね。あたしも知りたいんだよ”…いつまで続くのかな、このメール」
給湯室でお茶を入れながら、そうポツリと呟いた時、またメールを告げるバイブが鳴る。
面倒臭いと感じながら開いたケータイに、あたしは視線を釘付けにされた。
(嘘つき。本当は俺に隠してるでしょ。―――小杉君が国友さんを庇って、無期停学になってる事くらい、知ってるんだから、俺)
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