年上彼女

「あの…、俺の撮影のペアのモデルの子が
来られなくなったらしくて…

それで…
あなたにお願いしたいと思って、
上田さんに、提案してみたんです…

急に、すみません…」


ペコリと頭を私に下げる


「って!?

わ、私がモデルですかっ?!」


う、うそでしょー?

市居くんならまだしも、

私にモデルなんて、できっこないしーっ!


困惑した表情を上田さんに向け、
断ろうとした時、


「この前の、お返しだと思って
受けてくれませんかっ?」


胸の前で両掌を合わせ、
私の顔をじっと見つめる市居くん…


って、
そんな瞳で、見つめないでほしいな…

吸い込まれそうなんだから…




< 86 / 214 >

この作品をシェア

pagetop